羽田氏急死で涙ぐみ追及 「検査できれば」杉尾氏

参院内閣委員会で質問する立憲民主党・杉尾秀哉副幹事長=14日午前、国会・参院第41委員会室(春名中撮影)
参院内閣委員会で質問する立憲民主党・杉尾秀哉副幹事長=14日午前、国会・参院第41委員会室(春名中撮影)

 立憲民主党の杉尾秀哉参院議員は14日の参院内閣委員会で、同党の羽田雄一郎元国土交通相が新型コロナウイルス感染により急死したのは、不十分なPCR検査体制に原因があると政府を追及した。同じ参院長野選挙区選出の同僚の死に涙し「すぐに検査を受けられれば、こんなことにはならなかった」と訴えた。

 羽田氏は昨年12月23日に陽性者との濃厚接触の疑いが分かり、24日にPCR検査を申し込んだが断られた。予約できた検査は27日で、向かう途中の車内で容体が急変。搬送先の病院で死去した。

 厚生労働省の大臣官房審議官が検査可能件数は改善されてきたと答弁したが、杉尾氏は「その態度はなんだ」と声を荒らげた。

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