ヤクルト・村上宗隆に期待される令和初の三冠王と侍ジャパン

ヤクルト・村上宗隆に期待される令和初の三冠王と侍ジャパン
ヤクルト・村上宗隆に期待される令和初の三冠王と侍ジャパン
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 ヤクルトの村上宗(むね)隆(たか)内野手(20)が、プロ4年目のシーズンを迎える。一流選手の証となる年俸1億円の大台に乗り、主軸として2年連続最下位に終わったチームを浮上させるキーマンとなるのは間違いない。打撃の主要3部門で上位を狙える不動の4番に期待されるのは、令和初の三冠王。さらに、今夏の東京五輪では野球日本代表「侍ジャパン」入りでも、注目を集めそうだ。

 昨年の村上は、プロ3年目でさらなる成長を感じさせた年だった。新型コロナウイルスの影響で開幕がずれ込む中、開幕直後から好調を持続。6、7月は35試合で37打点を荒稼ぎし、打率も3割3分9厘と中心打者として申し分ない成績を残して、初の月間最優秀選手(MVP)に輝いた。

 シーズン後半に入ると、本塁打を量産。9、10両月で15本塁打を放った。シーズン全120試合で4番を務めたことを、「全部出られたことが自信になったし、経験につながってきている」といい、打率3割7厘、28本塁打、86打点。昨季、2割3分1厘に沈んだ打率を大幅に上げただけでなく、本塁打と打点はリーグ2位を記録した。

 好成績を残せた要因を、村上は「経験が一番が大きかった」という。プロ2年目だった一昨年から、2年連続で全試合に出場。今年に向けては打率3割、30本塁打、100打点の数字を掲げ、「そこを最低ラインにしてよりいい成績を残したい」と意気込んだ。

 来月に21歳になり、成績はさらに向上することが見込まれる。そうなると、見えてくるのは三冠王。過去に7人(計11度)しか経験していない偉業で、平成では元ソフトバンクの松中信彦が2004年に達成しただけだ。セ・リーグでは1986年のバース(阪神)以降、30年以上成し遂げた選手がいない。「そこ(三冠王)には程遠い」と自身は謙遜するが、現役で達成が期待できる数少ない選手の一人だ。