【一筆多論】漫画は世相を反映する 大谷次郎(2/2ページ) - 産経ニュース

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一筆多論

漫画は世相を反映する 大谷次郎

日本は「女性活躍後進国」とさえいわれる。特に政界は顕著だ。国会議員の女性の割合は衆院が9・9%(46人)で、参院は22・9%(56人)にとどまる。土井たか子氏が初の女性衆院議長になったが、女性首相は今も出ていない。

また、小泉純一郎元首相が仕掛けた郵政選挙で当選した「小泉チルドレン」や、立憲民主党の小沢一郎衆院議員が旧民主党時代に重用した「小沢ガールズ」など女性議員が注目されることはあった。ただ、単なる話題づくりに終わってしまった感は否めない。

今年は自民党総裁選がある。初の女性首相を目指す「ポスト菅義偉」候補として、野田聖子幹事長代行や稲田朋美元防衛相、小渕優子元経済産業相らの名前が取り沙汰される。麻生氏周辺は「麻生氏の世相発言は政治的な意図はない」としているが…。

さて、麻生氏の最近のお気に入りの連載漫画は「紛争でしたら八田まで」だという。やはり主人公は女性だ。地政学リスクコンサルタントという肩書を持ち世界を飛び回って難解な紛争を解決するストーリーで、さながら女性版・ゴルゴ13といった印象を受ける。

令和3年。世界を股にかける女性リーダーが出現する機運が日本で高まるだろうか。(副編集長兼論説委員)