呑牛之気 年男年女

自民・高市早苗前総務相「首相を目指さない理由ない」

高市早苗衆院議員=東京都千代田区(三尾郁恵撮影)
高市早苗衆院議員=東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

 私は閣僚のときであれ、そうではないときであれ、国策に殉じられた方々に感謝と尊崇の誠をささげるために靖国神社参拝を続けています。外交問題にしようとする人たちもいますが、国を守るために尊い命をささげられた方々をどのようにおまつりするかは私たち日本人が決めるべきことです。決して外交問題ではありません。

 保守思想とは、先人への感謝の気持ちを抱くとともに、守るべきことを守り、未来のために変えるべきことを変える考え方だと思います。本当に長い長い時の流れの中で、数え切れないほどのご先祖さまが奇跡的につないでくださった命を大切に守りたい。田畑を耕し、産業を興し、地域社会や伝統文化を育み、時には命をかけて国土や家族を守ってくださった先人に感謝しながら、次の世代により良い日本を贈りたいですね。

 32歳で衆院議員に初当選したころは大変でした。「女が国会に行って何ができるんや」「この小娘が」と罵声を浴びせられながら、それでも歯を食いしばって選挙区を歩き続けたことを覚えています。ただ、国会に来てみれば、遠慮することなく発言ができたし、存分に議員立法活動ができたので、「男女格差はない」と感じました。

 男性であれ女性であれ、政治家は「主権者の代表」としての誇りを持っています。懸命に働いているのに「女性枠で入閣した」と論じられることが、何よりも切ないし、辛かったですね。

 私は、議席に占める女性の割合を一定以上に法定する「クオータ制」の導入には反対です。公職選挙法では、男女の立候補要件は平等です。志があれば女性も男性と同じ条件で選挙を戦える。「機会の平等」は現行法で十分に保障されているのです。無理やり「結果の平等」を作り出そうとすると、「女性枠だ」とか「げたを履いている」とみられて、女性が自信と誇りをもって働けなくなることを危惧します。