浪速風

コロナ緊急事態 冷静に

【緊急事態宣言初の週末 新型コロナ 浅草雑感】東京・浅草の仲見世商店街を歩くマスク姿の人たち=9日午前、東京都港渋谷区(佐藤徳昭撮影)
【緊急事態宣言初の週末 新型コロナ 浅草雑感】東京・浅草の仲見世商店街を歩くマスク姿の人たち=9日午前、東京都港渋谷区(佐藤徳昭撮影)

非常時に必要なのは一人一人の理性的な判断と実行力だろう。みんながしているから、ではない。人と接するときは互いに注意する。手洗いなどの基本動作も徹底する。ワクチンが行き渡るまで新型コロナウイルスにはそう対応していくしかない。

▶「改めて思う。日本人の集団指向は事の半面である。いきなり状況の中に一人投げ込まれて真価を発揮する人間が存在しているのである」。精神科医、中井久夫氏の「災害がほんとうに襲った時」(「1995年1月・神戸」所収)から。平成7年の阪神大震災の際、氏は神戸大学医学部教授として精神科医たちを率いた。被災直後の非常時、必要な仕事を冷静にこなす人たちに触れてそう書いた。

▶緊急事態宣言のニュースがものものしく流れる状況での週末となった。日本、さらに世界で非常時が続いていると自覚したい。みんながしているから、では、ゆるむときはまたゆるむ。一人一人が冷静に真価を発揮したい。