小林化工を年度内に行政処分へ 福井県 - 産経ニュース

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小林化工を年度内に行政処分へ 福井県

 福井県あわら市の製薬会社「小林化工」が製造した爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入し、健康被害が広がっている問題で、福井県の杉本達治知事は8日の記者会見で「(問題は)早くはっきりさせるべきだ」と述べ、年度内に医薬品医療機器法に基づく行政処分を出す方針を示した。合わせて県が小林化工に対し、混入の経緯や生産管理体制についての報告命令を出したと明らかにした。

 報告の提出期限は今月20日。杉本知事は「報告内容を確認して処分する段階に入っている。国の指示を受けながら決めていく」と話していた。

 厚生労働省や県などは昨年12月21、22の両日、同社への立ち入り調査を行い、製造記録や従業員からの聞き取りから作業実態の確認をしている。

 小林化工によると、1月3日時点で、処方を受けた患者は344人。うち首都圏の70代女性と中部地方の80代男性が死亡しており、同社が服薬との因果関係を確認している。

 意識消失やふらつきなどの健康被害は207人、自動車などの交通事故は22人、救急搬送または入院(退院を含む)が37人報告されているという。