浪速風

今年こそは

この時期の晴れ渡った空は、格別に引き締まった青をみせてくれる。キリッとした冷気に包まれて空を仰いだとき、「今年こそは…」とひそやかに誓いを立てたくもなるものだ。ただ例年と違って腹立たしいことに、「新型コロナウイルスの感染拡大が収まれば」あるいは「災禍がやまないとしたら」という条件がつきまとう

▶政府は感染拡大を抑え込むため、特に深刻な東京、千葉、埼玉、神奈川の1都3県を対象にした緊急事態宣言の発令を、あす決める見通しだ。期間は1カ月間程度。他の地域でも警戒が必要だ。うまくいけば節分のころには事態は好転しているかもしれない。その後、ワクチンの接種が始まる

▶令和3年が本格的に動き出すのはそれから、ということになるのだろう。だが小欄の場合、年始の誓いが色あせ、しぼんでくる時期なのだ。いや、もう忘れてしまっているかもしれない。ならば、その時こそ嫌な条件は抜きで、じっくり考えたい。