バド桃田がコロナ陽性反応 日本代表、派遣取りやめ - 産経ニュース

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バド桃田がコロナ陽性反応 日本代表、派遣取りやめ

バドミントン男子の桃田賢斗
バドミントン男子の桃田賢斗

 日本バドミントン協会は3日、バドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(26、NTT東日本)がタイ遠征前に成田空港で受けた新型コロナウイルスのPCR検査で、陽性反応が出たと明らかにした。同協会は日本代表23人全員のタイへの派遣中止を決定した。

 同協会によると、桃田を含む日本代表は12日から2週連続でバンコクで行われる国際大会に向け、3日夜に成田空港を出発する予定だった。2日に東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターに集合。3日に空港に移動し、PCR検査を受けた。桃田以外の選手やスタッフはいずれも陰性だった。

 桃田は昨年12月の全日本総合選手権で、昨年1月の交通事故から実戦復帰し、3連覇を果たした。今回、約1年ぶりに国際大会へ復帰する予定だった。

 バンコクで12日から2週連続で行われるバドミントンの国際大会は、格付けが高く、各国の強豪が参戦する予定だ。日本代表も昨年3月の全英オープン以来、約10カ月ぶりに選手全員を派遣、今夏の東京五輪に向けて世界レベルで力を試す貴重な機会になる見込みだった。

 日本協会幹部によると、予定では、選手たちはコロナの陰性証明書を持って日本を出国。通常よりも現地入りを前倒しし、大会の約1週間前にタイに入国するはずだった。現地では外部から隔離された状態に置かれ、行動も厳しい制約を受けるなど、万全のコロナ対策が取られるという。

 ワールドツアー再開初戦となった昨年10月のデンマーク・オープンは、世界的にコロナ禍が再拡大していた時期で、中国やインドネシアなど強豪国が出場を辞退。日本代表も、希望した6人の出場にとどまった。今回はほとんどの選手にとって久々に迎える国際大会だった。

 約1年ぶりに国際舞台復帰となる予定だった桃田は、「堂々とプレーしたい。内容を意識したい」などと意気込んでいた。世界の自分の現在地を確かめる機会の喪失は、試合勘を取り戻すという意味でも痛手となりそうだ。(久保まりな)