行列のないUSJ、賑わうアウトレット 上空から見る新春風景

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行列のないUSJ、賑わうアウトレット 上空から見る新春風景
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 露店が消えた神社に行列のないテーマパーク、郊外の商業施設は客でぎっしり-。新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない中で迎えた新年、各地では閑散とした風景の一方、例年通りのにぎわいもあった。帰省自粛や参拝の分散化を求められた正月の2日、ヘリコプターに乗り上空から京阪神を取材した。

 大阪市住吉区の住吉大社。いつもなら境内にずらりと並ぶ露店は姿を消し、参拝客でごった返していた当たり前の光景はない。スムーズに本宮までの道を歩く人々の姿が見られた。

 例年は三が日に200万人以上が訪れるが、全ての露店が出店を取りやめたため上空からは空間が目立つ。鳥居につながる横断歩道や反橋(そりはし)=太鼓橋=といった参拝ルート上の一部には密集も見られたが、人出が少ないため自然とソーシャルディスタンス(社会的距離)が確保されていた。

 神社仏閣が立ち並ぶ京都市内でも、多くの寺社は人出がまばらだ。伏見稲荷大社(京都市伏見区)では、鳥居のそばにマスクの着用や体調不良者の参拝を控えるよう呼びかける大きな看板が立てられていた。平安神宮(同左京区)では、境内を南北に仕切る石段から大極殿に向けて参拝客が整列して並ぶ光景も見られた。

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