自民、連続比例復活議員の差し替えを検討 衆院選前に「勝てる候補」優先 - 産経ニュース

メインコンテンツ

自民、連続比例復活議員の差し替えを検討 衆院選前に「勝てる候補」優先

自由民主党本部=東京都千代田区永田町
自由民主党本部=東京都千代田区永田町

 自民党が次期衆院選に向け、選挙区で敗れながら重複立候補した比例代表での復活当選が続く議員について、別の候補への差し替えも選択肢の一つとして検討している。衆院議員の任期満了まで10カ月を切る中、地元での活動状況などを分析し、「勝てる候補」の擁立を目指す。

 党関係者によると、復活当選が2回以上続く議員は党内に25人いる。当選5回までが多く、党幹部は「負け癖がついてしまった議員もいる」と危機感を募らせる。

 そのため党は前回平成29年衆院選後に次期衆院選の対応に関する「基本方針」をまとめ、比例復活が2回以上続く議員は原則として比例代表との重複立候補を認めないことを確認した。

 併せて選挙区での活動状況や確保した党員数などをもとに、選挙区の公認候補となる支部長にとどまらせるかどうかを毎年判断することも決めた。「日常活動の濃淡は選挙に直結する」(党幹部)とされ、活動状況や地元の評価などによっては、差し替えの検討対象にするとみられる。

 こうした方針は、菅義偉首相(党総裁)の意向を踏まえたものだ。首相は昨年11月8日の山口泰明選対委員長との会談で「比例復活が続くのは問題だ」と述べ、内規を厳格に適用すべきだとの考えを示した。

 もっとも、選挙を重ねるごとに票数を積み上げているケースや、選挙区の相手候補が長年強固な地盤を形成している場合など、個別事情も考慮する方針だ。

 25人の大半は細田派(清和政策研究会)や麻生派(志公会)、二階派(志帥会)などの主要派閥に所属する。各派が例外適用に向けて動く可能性もあり、党幹部は「いろいろな意見を聞きながら判断する」としている。