掛け声でなく拍手… 歌舞伎座で初春公演開幕

「寿初春大歌舞伎」公演が初日の幕を開け、歌舞伎座を訪れた観客ら=2日午前、東京都中央区
「寿初春大歌舞伎」公演が初日の幕を開け、歌舞伎座を訪れた観客ら=2日午前、東京都中央区

 歌舞伎座(東京都中央区)で2日、「寿初春大歌舞伎」公演が初日の幕を開け、新型コロナウイルス感染防止策が取られる中、観客は俳優の熱演に、掛け声の代わりに拍手を送った。

 門松や鏡餅で飾られた劇場は客席数を通常の半分に制限。初日第1部はチケット完売で、「寿浅草柱建」(ことほぎてはながたつどうはしらだて)で華やかな姿を見せた尾上松也さんらに拍手が長く続き、「悪太郎」で市川猿之助さんが酒に酔った主人公を演じると、笑いが起こった。

 昨年3~7月の公演を中止した歌舞伎座は同8月に再開、観客に場内の食事や会話、掛け声を控えるよう求めている。埼玉県の60代女性は「感染者が増え、来るかやめるか迷った。でも歌舞伎を見ると気分が華やぎます。他は寄らず家から直行直帰です」と語った。

 2部は中村吉右衛門さんら、3部は松本白鸚さんらが出演。公演は今月27日まで。