創価大「予想していなかった」往路初優勝 4区嶋津の好走光る 箱根駅伝 - 産経ニュース

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創価大「予想していなかった」往路初優勝 4区嶋津の好走光る 箱根駅伝

2位でタスキをつなぐ創価大3区の葛西潤(右)と創価大4区の嶋津雄大=神奈川県平塚市(代表撮影)
2位でタスキをつなぐ創価大3区の葛西潤(右)と創価大4区の嶋津雄大=神奈川県平塚市(代表撮影)

 第97回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日、東京・大手町から神奈川県箱根町までの5区間、107・5キロで行われ、創価大が5時間28分8秒で初の往路優勝を果たした。

 歓声のない芦ノ湖のゴールに、赤と青の縦じまのユニホームが真っ先に飛び込んできた。創価大が4度目の箱根路で初の往路優勝。番狂わせを演じた。榎木監督は「まったく往路優勝は予想していなかった。選手が本当によく頑張った」と驚きを隠さなかった。

 4区の嶋津が大仕事をやってのけた。東海大から34秒差の2位でたすきを受けると、トレードマークのキャップを目深にかぶり先頭を追った。5・6キロで逆転してからは一人旅。区間2位の快走で、2位に1分42秒もの大差を付けて、5区の三上につないだ。

 嶋津は前回10区で区間新記録をマークした実力者。昨春に大学を休学し、9月に復帰したばかりだった。「ゼロからのスタート。走り方を忘れた」状態から、月800キロを走り込み復活した。生まれつき目が暗い場所で見えにくくなる病気も抱える。幾重もの壁を乗り越え、「自分の役目を果たせた」と笑った。

 全員で理想的なレースを作り上げた。1区の福田、2区のムルワ、3区の葛西はそれぞれ区間3位、同6位、同3位と上々の記録をマーク。4区の嶋津にいい流れでたすきを渡した。5区の三上は自身のスタート前に「優勝を確信した」という。淡々と山を上り、後続に背中すら見せずにゴールテープを切った。

 2位の東洋大に2分14秒差をつけ復路に出る。榎木監督は「先頭で走る喜びを楽しみながら、残り5区間の選手が走ってくれれば」と願った。往路同様、選手がのびのびと走れば、初の総合優勝も現実味を帯びてくる。(浜田慎太郎)