中国外相「米新政権が理性取り戻すことを望む」 関係改善に意欲

中国の王毅国務委員兼外相=11月25日午後、首相官邸(春名中撮影)
中国の王毅国務委員兼外相=11月25日午後、首相官邸(春名中撮影)

 【北京=三塚聖平】中国の王毅国務委員兼外相は2日までに国営新華社通信などの取材に対し、「米新政権が理性を取り戻して対話を再開し、再び両国関係が正しい軌道に戻って協力することを望む」と述べた。今月予定される米国のバイデン次期政権の発足を機に、米中関係を仕切り直すことに意欲を示した形だ。

 中国外務省が2日、ホームページ上で発言内容を公表した。王氏は、近年の米中関係について「未曽有の苦境に陥った」と指摘。その原因は「(米政権が)中国を最大の脅威とみなし、完全に誤った対中政策をとった」ことだと主張した。

 その上で「現在、米中関係は既に新たな岐路に立っており、新しい希望の窓を開く可能性がある」と強調した。トランプ政権下で悪化した米中関係の改善に向け、気候変動問題などでバイデン新政権と協力を進める方針とみられる。