朴槿恵前大統領らの赦免進言へ 韓国与党代表が言及

国の李洛淵(イ・ナギョン)元首相
国の李洛淵(イ・ナギョン)元首相

 【ソウル=桜井紀雄】韓国前首相で与党「共に民主党」代表の李洛淵(イ・ナギョン)氏は1日、収賄罪などで実刑判決を受けて収監中の朴槿恵(パク・クネ)前大統領と李明博(イ・ミョンバク)元大統領に対する赦免を「適切な時期に、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に進言する」と明らかにした。聯合ニュースとのインタビューなどで述べた。

 李洛淵氏は「国民統合に向けて大きな鍵になる可能性がある」と強調した。文政権支持層と保守層の対立が深刻化し、文氏の支持率が低迷する中、2人の保守系元大統領の「赦免カード」で保守・中道層を取り込む狙いとみられる。

 ただ、大統領府はこれまで2人の赦免に否定的な見解を示してきたほか、野党の一部からは「選挙目当てではないか」と疑う声も上がっている。

 李洛淵氏は、大統領選を来年に控え、今年は文氏が「仕事をできる事実上、最後の年だ」と指摘。「支持層の賛成、反対に関係なく進言したい」と説明した。

 親友と共謀して大企業から巨額の賄賂を受け取ったとして、差し戻し控訴審で懲役20年を言い渡された朴槿恵被告は14日に最高裁での再上告審判決を控えている。李明博氏は懲役17年の実刑が確定している。