機体搬出し原因調査へ 静岡ヘリ墜落で運輸安全委

ヘリコプターが墜落した現場の山林近くに集まった警察官ら=12月31日午前、静岡県島田市
ヘリコプターが墜落した現場の山林近くに集まった警察官ら=12月31日午前、静岡県島田市

 静岡県島田市の山林にヘリコプターが墜落し、機長の出村孝太郎さん(46)=千葉県浦安市=が死亡した事故で、運輸安全委員会の航空事故調査官は1日、現地調査を終えた。今後機体を搬出し、原因を詳細に調べる。

 昨年12月31日に続いて現地入りした調査官は機体の損傷状況を調べたほか、周辺で目撃者に聞き取りをした。

 調査した安全委の奥山克也主管調査官によると、エンジンの出力変化などを記録しているモニターが機体のねじれの影響で取り出せていないといい、現場から機体を搬出後に取り出して解析する方針。周辺が木々に囲まれていることから「搬出には、かなりの時間を要するだろう」との認識を示した。

 安全委によるとヘリは「ロビンソンR66」で、昨年12月30日午後3時に津市伊勢湾ヘリポートを離陸し、横浜市内へ向かう途中で事故が起きた。当時、島田市には強風注意報が出ていた。