「一番伝えたいメッセージ」羽生が華麗にエキシビ演技

華麗な演技を披露する羽生結弦=長野市のビッグハット(桐原正道撮影)
華麗な演技を披露する羽生結弦=長野市のビッグハット(桐原正道撮影)

 フィギュアスケートの全日本選手権上位選手や来年3月の世界選手権(ストックホルム)代表選手らによるエキシビション「ニチレイプレゼンツ オールジャパン メダリスト・オン・アイス2020」(産経新聞社など主催)が28日、長野市ビッグハットで行われ、全日本を5年ぶりに制した男子の羽生結弦(ゆづる)(ANA)や2連覇の女子の紀平梨花(トヨタ自動車)らが観客を魅了した。

 トリを飾ったのは、王座に返り咲いた羽生。新型コロナウイルス禍で気持ちが落ち込んだ時に自身の支えになったという松任谷由実さんの「春よ、来い」を表現力豊かに滑った。「この世の中に一番伝えたいメッセージ。心が温かくなるような演技をしたかった」と語った。

 紀平はショートプログラム(SP)に投入した片手側転を披露して会場を沸かせた。代表に決まった世界選手権に向け、「コロナ禍で開催されることに感謝して、感謝の気持ちを表せるような演技にしたい」と意気込んだ。

 男子2位の宇野昌磨(しょうま)(トヨタ自動車)や女子2位の坂本花織(シスメックス)らも、伸びやかな滑りで会場を盛り上げた。27日の女子フリーの演技を観戦したという宇野は「やるよりも見るほうが緊張する。(観客の)みなさんも大変だなって見ていました」と場内の笑いを誘った。

 2年ぶりに世界選手権の代表に決まった坂本は「自分の演技をすることに集中してベストを尽くしたい」と決意を述べた。