映画「鬼滅の刃」興行収入1位に 324億円で「千と千尋」抜く

映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」のポスター
映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」のポスター

 アニメーション映画「劇場版『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』無限列車編」の興行収入が27日までに324億7千万円に達したと28日、配給元の東宝などが発表した。10月16日の公開から73日間で、アニメ映画「千と千尋の神隠し」(平成13年)の興収316億8千万円を抜き、国内の歴代1位になった。観客動員数は、2404万人。

 「鬼滅の刃」は、漫画家の吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんが「週刊少年ジャンプ」誌に連載した漫画が原作。大正時代を舞台に、鬼に家族を殺されたうえ妹を鬼にされた少年が、妹を人間に戻すため鬼たちと戦う。人気に拍車をかけたテレビアニメ版の続編エピソードを映画にした。

 10月16日から最初の3日間だけで興収46億2千万円を稼ぎ出すスタートダッシュを決め、その後も10日間で100億円超え、24日間で200億円超え、59日間で300億円超えと最速の記録を次々と更新し続けている。

 「千と千尋の神隠し」の興収は308億円で歴代1位だったが今月15日、配給元の東宝が今年再上映した際の興収を上乗せし、316億8千万円に修正していた。

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