30日から列島大寒波 関東などでも降雪恐れ

国土交通省=東京都千代田区
国土交通省=東京都千代田区

 気象庁と国土交通省は28日、30日ごろから元日ごろの間、北日本から西日本にかけて大寒波となり、日本海側を中心に大雪になる恐れがあるとして、吹雪や降雪に伴う立ち往生の発生などに警戒を呼び掛けた。太平洋側の平地でも降雪の恐れがある。

 気象庁によると、31日正午までの24時間予想降雪量は、日本海側を中心に北陸で60~80センチ、近畿・中国で50~70センチに達する見込み。風も強まり、猛吹雪や暴風、海上では大しけとなる恐れがあるという。

 他の地域で予想される降雪量は関東甲信で40~60センチ、東北・東海で30~50センチ、北海道・九州北部で20~40センチ、四国・九州南部で10~20センチ。

 気象庁によると、日本列島を西から東に吹く偏西風が、九州付近まで大きく南に蛇行していることが、大雪の恐れがある要因の一つ。この偏西風に引っ張られる形で、関越自動車道で立ち往生をもたらした14~21日の寒気よりも強い寒気が列島全体を覆うという。

 寒気が通過する日本海の海面水温が平年より1~2度高いために雪のもとになる水蒸気も多く、降雪量も増す見込み。

 今回の大寒波では、平成30年に福井県を中心に大雪をもたらした「日本海寒帯気団収束帯」(JPCZ)という現象が、日本海側で再現される可能性もあるという。JPCZは、寒気が朝鮮半島北部の山脈で2つに割かれた後に日本海付近で再合流してぶつかることで雲となる上昇気流が継続的に発生し、大雪をもたらす現象を言い、気象庁天気相談所の立原秀一所長は「どこで発生するかは直前まで予想が難しく、広い範囲で注意が必要だ」としている。