【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】宿敵の絶対エースの去就が来季の阪神を左右する、好機到来となるか(1/6ページ) - 産経ニュース

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「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記

宿敵の絶対エースの去就が来季の阪神を左右する、好機到来となるか

最優秀選手賞を受賞し笑顔を見せる、巨人・菅野智之=17日、東京都港区
最優秀選手賞を受賞し笑顔を見せる、巨人・菅野智之=17日、東京都港区

 菅野智之投手(31)の決断ひとつで、阪神は来季、2003年の夢が再現できるかもしれません。ポスティングシステムで米メジャー移籍を模索する巨人の菅野は25日時点で、メジャー挑戦か巨人残留かの決断を表明していません。仮に大黒柱が流出するならば、巨人は打率3割3分4厘、50本塁打の107打点をマークした2002年のシーズン終了後、海外フリーエージェント(FA)権を行使してヤンキースに移籍した松井秀喜外野手の退団劇以来の大ショックに見舞われます。補強完了の阪神に最大のチャンスが到来するのか-。あの時も宿敵の瓦解(がかい)が、星野阪神にさまざまな追い風を吹かせましたね。

勢いのある補強次々と

 球団の御用納めとなる25日の段階で、阪神の来季に向けた戦力補強はほぼ完了しました。移籍1年目の今季、25セーブで守護神となったロベルト・スアレス投手(29)は一度、自由契約を公示されましたが、粘り強い交渉の結果、残留が発表されました。大枠合意していたメル・ロハス・ジュニア外野手(30)=韓国KT=も正式発表されました。

 2日前(23日)には、交渉を進めていたラウル・アルカンタラ投手(28)=韓国斗山=の獲得も発表しています。ロハスは今季、打率3割4分9厘、47本塁打の135打点をマーク。アルカンタラは韓国球界最多勝の20勝をマークしていて、まさに韓国球界の投打のトップ級の選手を総取りしたわけです。さらに、日米通算95勝のチェン・ウェイン投手(35)も獲得しており、外国人選手は残留したサンズ、マルテの打者陣と、エドワーズ、ガンケルの投手2人を含めて今季と同様の8人体制となりました。