令和2年も残すところあと6日。新潟県は新型コロナウイルス感染拡大とクマ出没問題に揺れた1年だった。
県内のクマの目撃件数は4月1日から12月24日までに約1900件に達し、過去最多だった昨年度1年間の数字(1458件)をすでに大幅に上回っている。10月には県北部に位置する関川村で、畑作業中の女性がクマに襲われ死亡。県内で死者が出るのは19年ぶりで、県は独自の警報を発令し、目撃場所に近づかないよう呼びかけている。
クマの出没件数は全国的に増加しており、環境省によると、4~10月は1万7746件と、同時期の数字としては平成28年度以降で最多となっている。