2位の宇野「いい試合になった」 思わず飛び跳ねる

男子フリーで演技する宇野昌磨=26日、長野市・ビッグハット(代表撮影)
男子フリーで演技する宇野昌磨=26日、長野市・ビッグハット(代表撮影)

 フィギュアスケートの全日本選手権第2日は26日、長野市ビッグハットで行われ、5連覇を狙ったショートプログラム(SP)3位の宇野昌磨(トヨタ自動車)はフリー2位の190・59点を出して合計284・81点で2位に浮上した。

 演技を終える前から、宇野はガッツポーズが飛び出しそうだった。最後のポーズを決めると、氷上で2度跳びはね、喜びを爆発させた。SP3位から巻き返して2位となり、「単純にうれしかった。とてもいい試合になった」と満面の笑みで振り返った。

 予想外だったのは、ジャンプ3本目の4回転トーループが3回転になったこと。「そこから逆に楽しめた」。その後、単発で4回転トーループを成功させると、当初は予定していなかった連続ジャンプで再度4回転トーループに挑戦し、着氷した。

 今季は新型コロナウイルス禍で出場する試合の見通しが立たず、一時は練習のモチベーション維持にも苦しんだ。「試合に出ていれば、『次の試合こうしよう』ってあるが、自分がどれだけ成長してきたが実感できる場所がなかった」と吐露する。それでも「今より良いものを」と日々、スケートと向き合ってきた。

 史上3人目となる5連覇はかなわなかった。だが、羽生とともに高いレベルで戦えたことに大きな意義がある。「ゆづくん(羽生)と試合に出て、僕の目標がここにあったんだなって感じられた久々の試合だった。2歩くらい届かないっていうのが正直な感想」。すがすがしい表情で結果を受け止めた。(久保まりな)