母遺体遺棄の兄弟、刑猶予 コロナ給付金詐欺も、秋田

 秋田県由利本荘市の自宅に同居の母親の遺体を放置し、新型コロナウイルス対策の特別定額給付金を受け取るなどしたとして、死体遺棄と詐欺の罪に問われた無職の菊地進(53)と弟、明(52)の両被告に秋田地裁は25日、それぞれ懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役3年)、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。

 判決理由で杉山正明裁判官は「給付金制度を害する利欲的な犯行で悪質だ」と指摘。犯行を認め反省していることなどから執行猶予とした。

 判決によると、両被告は昨年12月ごろ、母親=当時(77)=が死亡しているのを認識しながら今年8月まで放置し、今年4~8月、3回にわたり母親の老齢基礎年金と遺族厚生年金計約60万円を詐取。進被告はさらに5月、母親の給付金を申請し10万円をだましとった。