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北朝鮮がまた飛翔体発射

「一生償う」の重み考える 「交通刑務所」市原刑務所で罪に向き合う受刑者

 市原刑務所には、交通事犯で執行刑期が4年未満の受刑者137人(12月1日現在)が収容されている。死亡事故や危険運転致傷を含む重傷事故などを起こしたドライバーらだ。

 開放的な処遇も特徴で、受刑者たちは刑期の半分以上を鍵のない居室で過ごす。受刑者は、交通安全指導や改善指導を受けながら、犯した罪と向き合い、償いについて考える日々を送っている。

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 改善指導が受刑者の気持ちを変えることがある。服役中の40代の男性受刑者は「被害者の方の人生や家族、これからあるはずだった将来のことなどを知り、ご遺族の気持ちを相手の立場になって考えることが必要だと気付かされた」と話す。服役前の遺族への謝罪について「とにかく謝らなければという思いだったが、どうしたらいいのかわからず、自己満足だったかもしれない」と、自分自身を客観的に見つめられるようにもなった。

 この受刑者は、仕事帰りに夜道を運転中、信号機のない横断歩道を渡っていた女性をはねて死亡させた。「先の信号に気をとられ、前方不注意だった」「慣れた道で仕事の疲れもあり、漫然と運転していた」と、悔恨は尽きない。

 「出所後は月命日へのお供えやお墓参りなどできることをしていきたい。起こした事故について隠すこともしない」と語る。

 一生背負わなければならない重い十字架。それをしっかりと背負う覚悟を決めることが、被害者やその遺族の消えることがない悲しみ、苦しみを少しでも、和らげることにつながるのかもしれない。(長橋和之)