鈴木隼人外務政務官が25日、自民党外交部会の会合で「メリークリスマスでございます」とあいさつした。この日の会合の議題は中国公船による尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域への領海侵入や中露両軍による共同飛行などで、出席議員からは「緊張感がない」との声も漏れた。
会合冒頭、佐藤正久外交部会長が「防衛や外交には年末年始はない。中国の慣らし戦略に自民党外交部会も慣らされてはいけない。毅然(きぜん)と対応していく必要がある」と強調した。鈴木氏はその直後に外務省を代表してあいさつ。「皆さま、おはようございます。そしてメリークリスマスでございます」と述べた。
会合後、出席議員の一人は「全然、『メリー』じゃない。緊張感がない」と語った。