一方、アカエイの調理にあたっての難点はアンモニア臭を放つこと。しかし、塩分濃度が低い宍道湖・中海産は体内の尿素濃度が低く、臭みが少ないという。
福田さんが料理に使用したのは全体の25%ほどのヒレの部分。刺し身なども考えたが、「うまみを凝縮できる」としてフライにすることにした。余った部分は肥料にする計画だ。
考案したメニューは生粋と、汽水をかけ「きっすいブランド」と命名。今後もイベントなどに出店する。福田さんは「アカエイについて知ってもらい、家庭や飲食店で広く食べてもらえる食材になれば」と話している。