安倍前首相記者会見詳報

(8)「自民党の信頼を回復すべく努力していきたい」

 安倍前首相の記者会見を伝える大型ビジョン=24日午後6時4分、名古屋駅前
 安倍前首相の記者会見を伝える大型ビジョン=24日午後6時4分、名古屋駅前

 --ホテル側に明細書の控えを保管する義務があるが、なぜ確認しなかったのか

 「私がですか? 明細書、そのとき、私はなんとお答えしたのかな?」

 --事務所に明細書はなかったと言っているが、明細があるかどうかなぜホテルに確認しなかったのか

 「明細書はあるんですよね。明細書はホテルにあるけども、ホテルの明細書はですね、営業の秘密があるから出せないということであったと」

 --営業の秘密は中身のことだと思うが、明細書があるかないかというのは答えられると思うが

 「明細書があるかないかということについては、明細書はあるんだろうと思います。それは先ほど来申し上げておりますように」

 --国会では明細書はないと…

 「明細書がないのは、事務所にないということです。明細書がないということは、私が答えられるわけないのであって、ホテルにあるかないかということであって、普通は明細書はあるんだろうと。しかし明細書は、今お答えしたのは、明細書がないというのは、私の事務所には明細書が残っていないということであるのと、秘書が明細書を見たという認識がないということを申し上げている。明細書がないということを申し上げたことはないというところだと思います」

 --なぜホテルに確認しなかったのか

 「いや、だから、その確認というのはですね、確認というのは、明細書を出してもらいたいということですから、明細書は営業の秘密にかかるから、公開を前提とする上において明細書を出すことはできないというふうにお答えをしていると。明細書がないということではなくて、というふうにお答えをしているということです」

 --今回の問題が、菅義偉内閣や自民党の支持率に与える影響をどう考えるか

 「そのことについてですね、このように影響を与えるかということについては、私はお答えのしようがないわけであります。政治に対する信頼、あるいはわが党に対する信頼についてですね、これを回復すべく私も努力をしていきたいと思っています」

 --公設第1秘書は辞職ということだが、私設秘書として事務所に残る予定はあるか

 「公設第1秘書を辞職するということでですね、本日、解職届を提出をしたところでございます。本人も厳しく反省をしているところでございますが、今後どうするかということについてはですね、本人も当分の間、謹慎していきたいというふうに考えているということであります」

 --出身派閥の細田派(清和政策研究会)では安倍氏の復帰への期待があるが、今回の問題を受けて復帰の判断、時期に影響があるか

 「総理を辞職してまだ日が浅い中において、復帰ということについては考えていないわけでございます。また、こうした問題もございますので、復帰については考えていないということになります」

 --原資の話が腑に落ちない。秘書が補填したことになぜ気づかなかったのか

 「先ほどご説明させていただきましたように、日々の支出が発生するわけでありまして、先ほど申し上げましたように、食費、会合費等々があるわけでありまして、これは政治資金から出すべきではないと、秘書に、プライベートに近いものについては私的に出すわけでありまして、これは私に限らず、例えば私の妻の出費もそうでございます」

 「そして、公租公課と申し上げましたが、私の自宅にかかわるさまざまな費用がございます。あるいは下関と長門に自宅がございまして、そうしたものにかかわる費用が発生するわけでありますし、また宿泊費用等々もですね、夏の間、例えば、休暇で休んだときの宿泊費等もあります」

 「そうしたものに対する支出についてですね、これはまとめてですね、年に1回1枚紙においてですね、会合何回でいくら、食費いくらと、あるいは交通費等々がいくら等々の支出について説明がございますが、それ以上のブレークダウンした説明はなかったわけでございまして、つまりその中で、私もそれは了としているわけでありますし、そもそも総理大臣として仕事に専念している中においてですね、さまざまなことについてある程度、責任者に任せていなければ日々回っていかないわけであります。その中において、任せていたと、こういうことであります」