【回顧 九州・山口 令和2年コラム】(上)「問われたリーダーの手腕」(1/2ページ) - 産経ニュース

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回顧 九州・山口 令和2年コラム

(上)「問われたリーダーの手腕」

 新型コロナウイルスという未曽有の危機に際しては、首長たちの手腕が問われた。

 大規模イベントの自粛、学校の臨時休校-。3月には国内で感染が広がり、政府が相次いで打ち出す感染防止対策の方針に、各県・市町村は慌ただしく対応に追われた。

 福岡を含む7都府県に緊急事態宣言が発令された4月7日。福岡県の小川洋知事が記者会見を始めたのは同日午後10時半に近く、対象都府県では最も遅い時間だった。確かに国側の動きが夜にまで及んだという事情もあるが、それは福岡に限ったことではない。

 小川氏が会見で発表した要請内容も他府県と比べて特に踏み込んだものではなかった。翌日の営業がどうなるのか、迷う飲食店主らも多かっただろう。緊急事態宣言という過去に例のない危機に直面し、県民の不安を払拭するためにも、いち早くメッセージを発信する必要があった。

 その後も政策決定の遅れや市町村との協議不足が目立った。