安倍前首相記者会見詳報

(1)「私が知らない中で行われていたが道義的責任痛感」

 事務所に幾度も確認をし、当時の私の知る限りの認識の限りのご答弁させていただいたつもりであります。しかしながら、結果としてこれらの答弁の中には、事実に反するものがございました。それが故に国民の皆さまの政治の信頼を損なうこととなってしまった。

 このような事態を招いてしまったことに対し、当時の行政府の長として、また政治資金については本来、率先して襟を正さなければいけない自民党の総裁として、そして何より国民を代表する一国会議員として、国民の皆さまに、そして野党全ての国会議員の皆さまに対し、深く深くおわび申し上げたいと思います。

 先ほど、大島理森衆院議長、山東昭子参院議長に対しまして、先の本会議および委員会において、内閣総理大臣として行った答弁を正すための機会をいただきたいとの申し出を提出させていただきました。国会においても、事実関係を説明し、答弁を正し、おわび申し上げなければならないと考えています。

 今般の事態を招いた私の政治責任は極めて重いと自覚しており、真摯(しんし)に受け止めております。国民からの信頼を回復するためにあらゆる努力を行っていきたいと考えています。まずは私自身の政治活動、後援会、事務所における資金の透明性の確保につき、国民の皆さまから一点の疑問も生じることのないよう、私自身が責任を持って徹底してまいる考えであります。そして、深い反省の上に立って、国民の皆さまに本当の意味で信頼され、そして政治家として、国家、国民の期待に心に応えることができるよう、初心に立ち返って、研鑽(けんさん)を重ね、その責任を果たしてまいりたいと考えております。

 改めまして国民の皆さまに、そして全ての国会議員の皆さまに深くおわび申し上げます。