京都・八幡市の円福寺に「大根ツリー」お目見え 

境内のイチョウの木に大根を吊るす修行僧(八幡市提供)
境内のイチョウの木に大根を吊るす修行僧(八幡市提供)

 京都府八幡市八幡の円福寺で、たくあん漬けを作るための師走の恒例行事「大根干し」が行われた。境内にある高さ約15メートルのイチョウの木が大根で覆われ、冬空に映える白い大根ツリーが姿を現した。

 同寺は臨済宗の修行道場で、食べ終わった椀(わん)を湯と漬物で洗う「洗(せん)鉢(ぱつ)」と呼ばれる食事作法にたくあんを使用する。今年は修行僧らが13~15日、八幡市のほか周辺の大阪府枚方、交野、寝屋川の3市の農家や家庭を托(たく)鉢(はつ)して回り、約1200本の大根を集めた。

 修行僧約10人が、はしごや滑車を使い、イチョウの木に数本に束ねた大根をつるしていった。

 大根は約1カ月かけて天日干しされた後、たるに漬け込む。出来上がったたくあんは、毎日の食事に出されるほか、毎年春と秋に境内が一般公開される際に精進料理として参拝者に振る舞われる。

 同寺は「今年も多くの大根を提供いただき、ありがたい。感謝の気持ちを込めてたくあんにする」としている。

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