富士山登山鉄道でユネスコに情報提供 政府、山梨県の検討状況説明

河口湖から望む富士山=22日、山梨県富士河口湖町大石(渡辺浩撮影)
河口湖から望む富士山=22日、山梨県富士河口湖町大石(渡辺浩撮影)

 富士山の山梨県側の麓と5合目を結ぶ富士山登山鉄道構想について、政府は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会に対し、県の検討状況を情報提供した。

 文化庁によると、情報提供は18日付。(1)検討は富士山の来訪者や自動車交通のコントロールなどの課題解決のために開始(2)検討会は現時点では鉄道が最も有力な解決策と考えている(3)必要に応じて遺産影響評価が行われる-としている。

 世界遺産委の作業指針は「大規模な復元または新規工事を実施または許可しようとする場合は通知する」と規定。山梨、静岡両県などでつくる富士山世界文化遺産協議会の学術委員会(委員長・遠山敦子元文部科学相)は速やかに通知するよう求めていた。

 政府は11月に世界遺産委に送った富士山の保全状況報告書で登山鉄道について触れたが、詳細な情報提供は今回が初めて。