きんぎょの駅、城の水槽…奈良・大和郡山市は金魚のまち

市民交流館にはお城をかたどった水槽が登場し、観光客らを楽しませている=奈良県大和郡山市
市民交流館にはお城をかたどった水槽が登場し、観光客らを楽しませている=奈良県大和郡山市

 全国有数の金魚の産地として知られる奈良県大和郡山市で、「金魚のまち」をよりアピールする取り組みが始まっている。観光案内の拠点となっているJR郡山駅前の市民交流館(同市高田町)の愛称を「きんぎょの駅」と決定したほか、11月末からは金魚の水槽や金魚オブジェのイルミネーションなどがお目見えし、観光客らの目を引いている。

 市は新型コロナウイルス収束後を見据え、金魚のまちを軸とした観光戦略を打ち出している。

 市民交流館の館内には、金魚博士と呼ばれ、同市の観光協会長を長らく務めた故・石田貞雄さんが収集した金魚コレクションを展示。屋外にはお城のやぐらをかたどった水槽でおよぐ金魚や、ソーラーライトを使用した金魚オブジェのイルミネーションが楽しめる。

 また、来年1月31日までは、近鉄郡山駅周辺をイルミネーションで彩るイベント「キラメクキンギョ」を開催。巨大なステンドグラス風のパネルに、桜や紅葉などが金魚とともに描かれている。

 天理市在住の45歳の女性は、小学1年生の長女とともに訪れ、「夜ここを通って帰ろうと決めていました。陰影が美しいですね」と話していた。

 大和郡山市の上田清市長は「郡山を代表する金魚を市民の誇りにし、町づくりをしていきたい」と語った。

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