小池都知事「軽症、無症状の人は宿泊療養を」

定例会見に臨む小池百合子東京都知事=18日午後、東京都庁(後藤徹二撮影)
定例会見に臨む小池百合子東京都知事=18日午後、東京都庁(後藤徹二撮影)

 東京都の小池百合子知事は18日の定例記者会見で、新型コロナウイルスに対応する医療機関の負担軽減に向けて宿泊療養施設の活用を進める方針を改めて示し、「軽症、無症状の人は大切な家族らに感染させないように、ぜひ宿泊施設での療養をお願いしたい」と呼び掛けた。

 都は17日、入院が必要ない軽症者らが入る宿泊療養施設を1施設追加し、計10施設で2360人の受け入れが可能となった。17日時点の滞在者数は928人で、都は入院としている65歳以上の軽症者らのうち、基礎疾患などがない70歳未満は宿泊療養施設で受け入れることを検討している。

 また、小池氏は記者会見で菅義偉首相の会食をめぐる批判について問われ、「さまざまな方から情報を得ることは必要」と述べる一方、「夜の会食については『みんなで気をつけよう』と申し上げている。私も含め、国民、都民と危機意識を共有しながら適切に行う必要がある」と語った。

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