立憲民主、国民民主両党の最大の支持団体である連合の神津里季生会長は17日の記者会見で、共産党が立民などに呼びかけている「野党連合政権」構想を全否定した。「(共産と)政権をともにすることは、まずあり得ない」と述べた。連合と共産は対立関係にある。
神津氏は、立民、国民両党と共産との連携は国会の法案審議にとどまるとの認識を示した。ただ、連合が支援する立民は、一部の衆院選挙区で共産と候補者の一本化を図るなど選挙協力も進めている。
共産の志位和夫委員長は15日の第2回中央委員会総会(2中総)で、次期衆院選で立民や共産などの野党側が勝利し、連合政権を樹立するとの目標を改めて掲げた。