家庭用コンセントやUSBケーブルで充電して使う「湯たんぽ」が破裂や発火する事故が多発しているとして、消費者庁が注意を呼び掛けている。湯を入れるタイプや電子レンジで温めるタイプなども含め、10月までの5年間に「やけどをした」「破裂した」といった相談が108件寄せられた。うち充電式は64件。
同庁によると、平成28年10月、60代の女性が説明書の時間以上に湯たんぽを充電した後、使用したところ破裂し、やけどした。同年2月には50代男性が充電式ではない湯たんぽを、自動温度設定機能が付いた電子レンジで温めたところレンジ内で破裂した。
消費者庁は、平らでない場所での充電や、説明書に書かれた時間より長く電子レンジで加熱した場合、破裂のリスクが高まると指摘している。