クラスター発生の千歳市役所、新たに職員4人陽性 本庁舎1階業務は再開へ

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が市庁舎で発生している北海道千歳市は15日、新たに本庁舎勤務の職員4人の感染が判明したことを明らかにした。12月以降に感染が確認された職員は、本庁舎以外も含め計16人となった。また、閉鎖していた本庁舎1階フロアの業務を16日から再開すると発表した。

 同市の山口幸太郎市長は15日、「市民に不便と心配をかけた。濃厚接触者に該当する職員は当面、自宅待機とさせ、少ない職員で業務を行う。通常より時間をいただく場面もあるが、理解と協力をお願いする」とのコメントを出した。

 同市では12日に本庁舎勤務の職員計7人のクラスターが発生。12月以降、11日までに感染が判明した職員11人のうち8人が本庁舎1階に勤務しており、市は本庁舎1階を閉鎖して1階の職員全員に検査を実施していた。

 北海道では15日、十勝地方・音更(おとふけ)町の介護老人保健施設「あんじゅ音更」と石狩地方・江別市の認知症グループホーム、札幌市の病院の計3カ所でクラスターが発生した。

 道によると、あんじゅ音更の感染者は職員4人と入所者12人の50~100代計16人で、酸素吸入が必要な中等症の患者も含まれる。道は90人に検査を実施しており、今後は併設の通所リハビリテーション施設も含め約100人の検査を予定している。

 江別市のグループホームの感染者は職員1人と入所者4人の30~90代計5人で、中等症の患者もいる。定員は18人で、道は全ての入所者と職員の検査を終えたとしている。

 札幌市によると、新たにクラスターが発生した病院の感染者は入院患者7人と職員8人の20~90代計15人で、いずれも軽症か無症状という。

 道内では15日、11人の死亡と104人の感染が確認された。亡くなったのは、札幌市の60~90代男女7人と道公表分の70~80代男女4人。

 地域別の新規感染者は、札幌市63▽旭川市7▽函館市6▽江別市5▽千歳市1▽石狩市1▽空知地方1▽胆振地方4▽上川地方1▽十勝地方15(うち帯広市1、音更町3)-の計104人となっている。

 道内の死者は計341人、感染者は延べ1万1564人(実人数1万1535人)となった。15日午後6時時点の重症者は34人。