「宇宙基本計画工程表」を改訂 安全保障確保や経済成長を加速 - 産経ニュース

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「宇宙基本計画工程表」を改訂 安全保障確保や経済成長を加速

井上信治氏
井上信治氏

 政府は15日、宇宙基本計画工程表の令和2年度改訂を決定した。井上信治宇宙政策担当相が同日の閣議後記者会見で発表した。「宇宙安全保障の確保」や、「宇宙を推進力とする経済成長とイノベーションの実現」などに向けた取り組みを加速させる。菅義偉政権が宇宙政策の方針を示すのは今回が初めて。

 井上氏は「同盟国である米国等との連携を一層強化し、将来の宇宙活動ルール形成に主体的な役割を果たしていく方針をしっかり打ち出した」と述べた。

 宇宙をめぐっては、中国やロシアが、現行のミサイル防衛では迎撃困難な新兵器「極超音速滑空兵器(HGV)」などの衛星兵器の開発を進めており、安全保障上の脅威が高まっている。今回の改訂では、HGVを追尾・探知する「衛星コンステレーション」の調査研究を実施するほか、令和5年度から宇宙状況監視(SSA)システムの実運用を確実にすると明記。さらに、民間企業に向けた宇宙システムのサイバーセキュリティー対策ガイドラインを3年度中に整備し、最新の情報に合わせて更新する方針を示した。

 井上氏は「各省縦割りに陥ることなく政府一丸となって取り組みたい」と述べた。