障害者施設に県が立ち入り 愛知、傷害疑い元職員逮捕

社会福祉法人「愛光園」へ調査に入る県職員ら=15日午前9時48分、愛知県東浦町
社会福祉法人「愛光園」へ調査に入る県職員ら=15日午前9時48分、愛知県東浦町

 愛知県東浦町の障害者施設の元臨時職員、水野有幸容疑者(45)が、入所者に暴行し重傷を負わせた疑いで逮捕された事件を受け、愛知県と東浦町などは15日、障害者総合支援法や障害者虐待防止法に基づき、社会福祉法人と施設を立ち入り検査した。虐待の有無や被害人数などを確認する。

 県によると、施設での虐待に関する相談が昨年8月に寄せられていたが、当時の自治体の調査で虐待は認定されなかった。事実関係を再調査し、施設を運営する社会福祉法人「愛光園」の管理態勢に問題がなかったかどうかも調べる。

 愛光園によると、事件当時に勤務していた職員に対する聞き取りなどがあったという。担当者は「最大限協力し、再発防止に努めたい」としている。

 水野容疑者は、昨年7月に入所者の男性=当時(54)=の下腹部を2回蹴り、腸に穴が開く重傷を負わせた疑いで、今月4日に逮捕された。男性は約3カ月後に亡くなった。捜査関係者によると、他に入所者3人が似た症状などで搬送され、うち1人は死亡している。