高級志向の猫専用土産 尾頭付きのどぐろの真空パックも

高級志向の猫専用土産 尾頭付きのどぐろの真空パックも
高級志向の猫専用土産 尾頭付きのどぐろの真空パックも
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 松江市のペット用品企画・販売会社が猫用のお土産品のブランドを立ち上げた。島根県内の企業と連携して高級魚の真空パックや魚の缶詰などを開発。尾頭付きの魚など高級志向で他のキャットフードと差別化を図る。同社は「正月や記念日を猫と一緒に祝う新しいライフスタイルを提案したい」と説明している。

魚1匹まるごと真空パック

 同市の「ポプリ」が、「ねっこ」というブランド名で展開。ポプリによると、ペット用の土産は珍しい上に犬用に比べて猫用が少ない。「自宅で待つ愛猫にちょっとぜいたくな土産品」とポプリの平野耕一路社長。パッケージのデザインを担当した安達裕香さんは「猫用とは見えないような高級感を出した」と話す。

 商品はノドグロやレンコダイ、トビウオなど5種類の魚の真空パック(660~990円)▽トビウオとサバの缶詰(各700円)▽勾玉(まがたま)を使用した首輪とチャーム(900~1900円)▽乾燥マタタビの実(600円)=価格はいずれも税込み。

 このうち、ヤマヲ水産(同市)が製造を担当する真空パックは魚が1匹まるごと入っている。調味料や保存料を使わず、高温高圧調理をしていて骨まで軟らかくしてあり、そのまま食べられる。平野社長は「尾頭付きの真空パック商品は全国でも珍しい」と説明する。

 缶詰は、水産加工の「シーライフ」(同県浜田市)が人間用と同じ品質管理で作る。同市沖でとれた魚を手作業で切り分け、缶に詰めてある。

 首輪とチャームには、明治創業の「めのうの店川島」(松江市)が製造する勾玉を使用している。乾燥マタタビの実は県内に自生するものを使っていて、水にまぜたり、猫用の玩具に入れたりとさまざまな用途があるという。

「ペットビジネスもここまで」

 以前から島根を盛り上げたいと考えていたポプリの平野社長。猫用の土産のヒントになったのが県内で土産品として販売する干物だ。普通に販売しても面白くないと考えていたときに猫がモチーフの県観光キャラクター「しまねっこ」から発想したという。

 愛猫家という平野社長は「県内企業が自社の技術や設備を生かし高品質な猫製品を作ってブランド価値を高める」といった「ねっこ計画」を立案。昨年から趣旨に賛同する企業と開発を進め、今年8月で訪問事業所を閉所し、ペット用品の企画・販売に乗り出した。