規制委、原電立ち入り調査 敦賀原発審査資料書き換え

 原子力規制委員会は14日、日本原子力発電が敦賀原発2号機(福井県)の審査資料を不適切に書き換えた問題をめぐり、原電本店(東京都台東区)を立ち入り調査した。原発の審査段階で発覚した問題を受け、事業者に立ち入り調査をするのは規制委発足後初めて。

 審査資料の作成業務に関係する文書や記録を確認し、書き換えの詳しい経緯などを担当社員から聴取。原電の原因分析や是正措置が妥当かどうか検証する。調査は15日も行い、必要に応じて原発への立ち入りも検討する。

 敦賀2号機は原子炉建屋直下に活断層があると指摘され、再稼働を目指す原電が審査で断層の活動性を否定しようとしている。過去に敷地内で行った掘削調査をめぐる審査資料の記載を、原電が無断で書き換えていたことなどが2月に判明した。

 原電は、11月末に開かれた規制委の会合で「記録と文書に関する認識が不十分だった」などと書き換えの原因を説明したが、規制委側は分析が不十分だと批判した。