妻子放火殺人で無期懲役 差し戻し控訴審、東京高裁

 埼玉県志木市で平成20年、自宅に放火して妻子を殺害したとして、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた無職、山野輝之被告(46)の差し戻し控訴審で、東京高裁(若園敦雄裁判長)は11日、無期懲役とした一審さいたま地裁の差し戻し審判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。

 弁護側は「精神的に不安定だった妻が放火した可能性がある」と無罪を主張していた。

 裁判員裁判だった昨年10月のさいたま地裁判決は「妻は睡眠導入剤の影響で眠っていた可能性が高い」と指摘。付近の防犯カメラの映像などから、被告は出火直前に外出しており、被告の犯行と認定した。

 地裁判決によると、20年12月3日、自宅に放火して妻=当時(33)=と娘=同(4)=を殺害した。