光市母子殺害、再審認めず 最高裁、特別抗告棄却

最高裁判所=東京都千代田区(伴龍二撮影)
最高裁判所=東京都千代田区(伴龍二撮影)

 平成11年の山口県光市母子殺害事件で殺人や強姦致死などの罪に問われ、死刑が確定した大月孝行死刑囚(39)の再審請求について、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は、弁護側の特別抗告を棄却する決定をした。再審開始を認めない判断が確定した。7日付で、5人の裁判官全員一致の結論。

 大月死刑囚は事件当時18歳1カ月。1審山口地裁、2審広島高裁は無期懲役としたが、最高裁が18年に「年齢は死刑回避の決定的事情とまでは言えない」と破棄した。差し戻し審で広島高裁は20年、死刑を言い渡し、24年に最高裁が上告を棄却し、確定した。

 弁護側は確定判決が認定した殺害行為と、現場の状況が一致しないなどとして「殺意はなく、傷害致死罪にとどまる」と24年に再審請求した。広島高裁は27年10月、弁護側の意見書や鑑定書について「より軽い罪を認めるべき明らかな証拠とは言えない」と判断して請求を棄却し、昨年11月に異議も退けた。

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