小月教育航空隊の佐々木淳教官、講師オーディション本選へ

本選への意気込みを語る佐々木淳氏
本選への意気込みを語る佐々木淳氏

 海上自衛隊小月教育航空隊(山口県下関市)の数学教官、佐々木淳氏(40)が、講演などでのプレゼンテーション技術を競う「全国・講師オーディション」の予選を突破し、13日に東京都内で開かれる本選に出場する。山口県からの本選出場は初めてという。日ごろ教壇に立つ傍ら、航空隊のPRにも励む佐々木氏は「海自を背負って臨みます」と意気込んでいる。

(小沢慶太)

 同オーディションは平成22年から毎年開催され、今回が11回目。歴代の出場者からは、プロの講師やベストセラー作家らを輩出している。制限時間10分で、それぞれが伝えたいテーマで自由に熱弁をふるう。

 予選は9月1日から10月21日にかけて、ホームページで出場者の動画を配信し、インターネット投票で争われた。佐々木氏は838票を獲得し、出場した102人中、3位で本選出場を決めた。

 佐々木氏の予選動画のテーマは人気ドラマ「半沢直樹」のせりふにちなみ「施されたら施し返す 恩返し」。前半は、ソマリア沖の海賊対処や日本近海の監視任務など海自航空隊の活動を紹介。後半は、万有引力や微積分法を発見したニュートンを引き合いに、新型コロナウイルス禍での時間の使い方を説いた。

 約350年前、ニュートンが万有引力などを発見したのは当時、英国にペストが流行、大学が閉鎖されて故郷に戻っていた時期と重なると説明。「微分積分がなければスマートフォンもAI(人工知能)もない。ニュートンは、この時期をうまく利用することによって、私たちにギフトを与えてくれた」と訴えた。