園児2人にわいせつ疑い 元職員に実刑判決

 大阪府八尾市の認定こども園で園児2人の体を触ったとして、強制わいせつ罪に問われた元職員、和田敬之被告(32)の判決公判が9日、大阪地裁で開かれ、松本圭史裁判長は「抵抗しない子供に対し、立場を利用した卑劣で悪質な犯行」として、懲役2年(求刑懲役3年6月)を言い渡した。

 被告は公判で「わいせつ行為をした事実はない」と否認し、無罪を主張。同僚だった保育士2人の目撃証言の信用性が争点だったが、判決で松本裁判長は「証言に特に不合理・不自然な点はなく、信用できる」と述べた。

 判決によると、送迎バスの運転や保育補助などを担当していた平成29年7~8月、プール遊びの後に裸でいた当時5歳の女児2人に抱きついたり、胸や下半身付近を触ったりするわいせつ行為をした。

 被告は当時の園長・副園長の息子で、逮捕・起訴を機に保育士が一斉退職し、同園は31年4月から今年3月まで休園していた。一部の保護者は子供が転園を余儀なくされたなどとして、市や同園を運営する法人に慰謝料を求める民事訴訟を起こしている。