高校入試に「コロナ特例検査日」 埼玉県、受験生の感染想定

さいたま市浦和区の埼玉県庁(内田優作撮影)
さいたま市浦和区の埼玉県庁(内田優作撮影)

 埼玉県教育委員会は9日、新型コロナウイルスに感染するなどして、来春の公立高校入試を受験できなくなった生徒のための特例の学力検査を来年3月12日に行うと発表した。

 通常の学力検査は2月26日に実施され、当初から、インフルエンザ流行への備えとして追検査日を3月3日に設定していた。しかし、新型コロナの感染者や濃厚接触者は14日間の健康観察期間が必要となるため、追検査日にも受験できないケースが起きかねないと判断し、特例検査日を設けることにした。

 通常の学力検査と追検査、特例検査は、3回とも異なる問題を出題する。特例検査日にも受験できなかった場合は調査書(内申書)による選抜を行う。

 このほか、新型コロナ感染防止対策として、一つの会場に入る受験生の数を減らしたり、一部の自治体を除き出願方法を従来の窓口持参方式から郵送方式に変更したりする。

 県教委高校教育指導課の担当者は「『感染したらどうしよう』と不安を口にする受験生が多いと聞く。特例措置が少しでも安心につながれば」と話した。