知人装い不動産サイトに851回問い合わせ、偽計業務妨害容疑で男逮捕

警視庁=東京都千代田区
警視庁=東京都千代田区

 知人男性を装い住宅情報サイトを通じ、提携不動産会社に約4カ月間で800回を超える不要な資料請求を行わせたなどとして、警視庁サイバー犯罪対策課と三田署は偽計業務妨害容疑で、横浜市に住む、自営業の男(20)=犯行当時(19)=を逮捕した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は今年1月30日から5月19日までの間、851回にわたり、不動産・住宅総合情報サイトの問い合わせフォームに、知人男性の住所や氏名などの個人情報を入力。不動産会社に物件の個別連絡や資料送付などを行わせ、サイト運営会社に、それらの不動産会社からの苦情対応や、入力情報の確認を行わせ、業務を妨害したとしている。

 サイバー犯罪対策課によると、男は「至急ご連絡ください」「本日内見希望です」などと書き込み、早急な対応を求めていた。男が資料請求した物件は提携不動産会社8318店舗の計2万3446件に上ったという。

 男が情報入力に使った横須賀市に住む、70代の男性は家族ぐるみの付き合いをしていたという。サイト運営会社から男性に再三問い合わせがあり、男性は男の犯行と知らず相談。男は知り合いの弁護士を紹介するなどと称し男性から数百万円を受け取っていた。サイバー犯罪対策課は詐欺容疑も視野に調べを進める。