埼玉県立高、冬休みの部活動中止 感染疑い多発を考慮 - 産経ニュース

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埼玉県立高、冬休みの部活動中止 感染疑い多発を考慮

さいたま市浦和区の埼玉県庁(内田優作撮影)
さいたま市浦和区の埼玉県庁(内田優作撮影)

 埼玉県教育委員会は、新型コロナウイルスの感染状況悪化を受け、県立高校での部活動を冬休み開始から来年1月3日まで原則中止とすることを決めた。高校の部活動中の感染が疑われるケースが多発していることを踏まえ、医療体制が手薄になる年末年始の感染者増加を抑える狙いがある。

 県教委によると、県内の公立学校(政令市のさいたま市を除く)で今年6月22日から11月29日までに確認された児童・生徒の感染者は計239人だった。月別では8月(74人)と11月(71人)が多かった。

 校種別の内訳は小学校86人、中学校51人、高校100人、特別支援学校2人で、高校の多さが際立っている。

 高校の陽性者の感染経路をみると「学校内」が約4割で最も多く、「家庭内」の約2割を大きく上回った。小中学校の場合、約7割が「家庭内」で占められているのとは対照的だ。

 高校の学校内感染者のうち約6割は部活動での感染が疑われており、県教委関係者は「狭い更衣室で着替える際、マスクを外していたことが感染につながったとみられるケースが目立った」と明かす。

 これらの分析結果を考慮し、県教委は、高校での部活動を取りやめることで感染拡大の抑止につながると判断した。例外として、全国大会への出場やそのための練習などは認める。

 小中学生に関しては、家庭内での感染防止策徹底が重要と判断し、こまめな手洗いを習慣化することなどを呼び掛ける。(中村智隆)