馬毛島海上調査中止求める 地元漁業者、仮処分申し立てへ

鹿児島県西之表市の馬毛島=10月27日(共同通信社機から)
鹿児島県西之表市の馬毛島=10月27日(共同通信社機から)

 鹿児島県西之表市の馬毛島への自衛隊基地建設をめぐり、地元漁業者が国に対し島周辺での海上ボーリング調査の差し止めを求め、11日に東京地裁に仮処分を申し立てることが8日、漁業者側弁護団への取材で分かった。また、塩田康一知事が調査を許可したことも違法だとして、許可取り消しを求め18日にも鹿児島地裁に提訴する方針。

 塩田知事は11月27日付で防衛省の申請を許可した。調査は馬毛島東岸の37地点で、来年5月末まで実施される予定。

 漁業者側弁護団によると、ボーリング調査により、周辺海域で盛んなトコブシやトビウオなどの漁に影響が出ると主張。知事はこうした影響を十分に考慮せず許可を出しており、裁量を逸脱していると訴えている。

 馬毛島は種子島の西約12キロにある無人島で、米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地となっている。