男性殺害で懲役15年求刑 51歳男に、千葉地裁公判

 千葉県富津市の港で昨年1月、多額の保険金がかけられていた千葉市若葉区の内装工、宍倉拓也さん=当時(23)=を海に落として溺死させたとして、殺人罪に問われた男3人のうち、内装工、金子栄司被告(51)の裁判員裁判論告求刑公判が8日、千葉地裁(小池健治裁判長)で開かれ、検察側は懲役15年を求刑した。

 これまでの公判で金子被告は「手伝いで殺した」と述べ、従属的な立場だったと主張していた。 検察側は論告で、同被告が計画の全容を把握し、犯行直前には実行役に殺害を促す発言をしていたと説明。被告の役割は「殺害行為に密接で不可欠な行為だった」とし、他の被告と共謀関係にあったと指摘した。

 起訴状によると、金子被告らは共謀し、昨年1月27日朝、富津市にある港の岸壁から宍倉さんを海に落とし、溺死させたとしている。事件では金子被告の他に、同被告や宍倉さんが勤めていた内装会社の社長で、宍倉さんと養子縁組を結んでいた宍倉靖雄被告(49)と、彫師佐中佑輔被告(33)が起訴されている。