菅首相記者会見詳報

(1)「コロナ、極めて警戒すべき状況が続いている」

臨時国会が閉会し会見に臨む菅義偉首相=4日午後、首相官邸(春名中撮影)
臨時国会が閉会し会見に臨む菅義偉首相=4日午後、首相官邸(春名中撮影)

 菅義偉首相は4日夕、臨時国会が5日に閉会するのに合わせ、首相官邸で記者会見を行った。記者会見の詳報は次の通り。

 菅内閣として初めて臨んだ臨時国会が明日閉会をします。現在、新型コロナウイルスの新規感染者数や重症者数が過去最多となり、極めて警戒すべき状況が続いています。すでに先週から重症者向けの病床が逼迫(ひっぱく)し始めており、強い危機感を持って対応しています。コロナウイルスとの戦いの最前線に立ち続ける医療、介護の現場の皆さんの献身的なご尽力に、深い敬意とともに心から感謝を申し上げる次第でございます。

 これまでも申し上げているように、国民の命と暮らしを守る。これが政府としての最大の責務です。新型コロナの分科会が感染リスクの高い場面として指摘しているのが飲食です。お店の時間短縮は極めて重要と考えております。短期集中の対策として、先週末から各地で時間短縮要請が行われており、協力いただいた全ての店舗に対して、国としてもしっかりと支援をしてまいります。

 「Go To イート」については、新規発行の停止、人数制限などを要請し、「Go To トラベル」については、一時的に札幌市、大阪市に向けた旅行は対象外とし、これらの地域からの旅行、また東京都の高齢者、基礎疾患をお持ちの方々については、利用を控えるように呼びかけをしております。

 空きベッドに対する収入補償をはじめ、医療機関、高齢者施設などのコロナ対策について最大限の支援を行います。これまでの経験を踏まえ、検査や感染者への対応を行う保健所、軽症者のホテル、重症者用の病床、それぞれについて、さらに態勢を整えてまいります。各地の保健所に派遣する専門医、これまでの倍の1200人確保いたしております。

 この国会では、ワクチンの無料接種のための法案が成立しました。ワクチンについては、国の内外において治験が複数進められており、すでに最終段階に到達しているものもあります。安全性、有効性を最優先としつつ、承認されたワクチンを直ちに必要な方に接種できるよう、事前の準備に万全を尽くしております。

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