イラン、人権派の女性弁護士を再び収監

 イランで国家安全保障に反する行為をしたなどとして禁錮38年の判決を受けて収監された後、健康状態の悪化で一時釈放されていた人権派の女性弁護士、ナスリン・ソトゥーデ氏(57)が3日までに、再収監された。支援者が明らかにした。釈放後に新型コロナウイルス感染が判明していた。

 ソトゥーデ氏は髪を覆うスカーフの着用を義務付けるイランの法律に抗議し罪に問われた女性の弁護や政治犯、子どもらの権利擁護に取り組んでいた。2018年に拘束。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルなどはイラン当局に対し、有罪判決の破棄と即時解放を要求している。

 ソトゥーデ氏は当局のたび重なる圧力に屈せず弁護活動を続け、12年に欧州連合(EU)欧州議会が優れた人権擁護活動に贈るサハロフ賞を受賞。英BBC放送は今年11月、世界に感動と影響を与えた「今年の100人の女性」に選んだ。

 刑務所では政治犯の待遇改善や釈放を求めてハンガーストライキを行った。数週間にわたるハンストで健康を損ない、11月に釈放され静養していた。(共同)